隈(以下K):本日のゲスト、藤井尚之君でございます。
尚之(以下N):はい、どうも
K:お忙しいところすみませんね。
N:いえいえ
K:とりあえず、ババッと聞いていっちゃいますが・・・。
  ロックンロールの出会いというのは?

N:ロックンロールの出会いですか?小学校5年生くらいですかね。
  まあ、その時代はわかりやすく
50’s・・・まあ世の中は70’sですかね。
   CAROLCOOLSの影響があって、COOLS
  カバー曲をいっぱいやっていて、
  そのオリジナルを聴くようになってそこから初めて、

   50’s
というものに、ロックンロールにのめりこんでいったと・・・。
K:では初めての入りはジャパニーズで?
N:ジャパニーズですね。

K:では初めての楽器というのは・・・確か・・・
N:私はベースですね
K:俺がはじめて見たのはベースでしたもん。
  でも1回か2回じゃないですか?
  あっ違うか同級生チームがあったか。

N:いや、あれは文化祭バンドね。
  ・・・そのまま高校になってからも
  友達と続けたかったんですけどね
  ・・・みんなバイクにいってしまったわけですよ(笑)

K:どうしてバイクにいかなかったんですか?
N:俺はね・・・バイクはね・・・ほら、結構事故ってたじゃん。
  そこまで俺は根性がないっていうか。
  あと、親が免許とらせてくれなかった。

K:あれ?記憶によるとあなた免許持っていませんでしたっけ?
N:あれは原付だもん。べスパに乗ってました。
K:あのべスパはどこに?
N:あれは田舎の同級生にあげましたよ。

K:なぜロックンロールだったのでしょうか?
N:ファッションじゃないでしょうか?・・・リーゼントとか。
  小学校のときに、ブラバンのチックを買ってきまして、つけましたもん。
  こうやって(つける真似)・・・先生に怒られましたよ、
  洗ってきなさい!って。
  卒業の時の卒業写真があるじゃないですか、その時べーーってつけて。

K:尚之にとって、これぞロックンロールという曲というか
   Favorite Songというかとっかかりの曲はありますか?
N:うーん、まず1番最初にコピーしたのは、
  
CAROLの「憎いあの娘」なんですよ。
K:渋いね〜!ファンキーモンキーベイビーとか
  ルイジアンナとかじゃなくて?

N:うん、それからいろいろコピーして、
   SAX
に転向してからは「テキーラ」。
K:難しくない?
N:うーん、キャッチーだし覚えやすかったよ。
  その頃からもうチェッカーズはオリジナルを作り出したから、
  あとはシャナナですか、シャナナのコピーだね。

K:音楽に入っての影響を受けたミュージシャンは?
  やっぱり
COOLSCAROLですか?シャナナですか?
N:そのあたりでしょうか?プレスリーも知ってましたけどね、
  なぜか
COOLSCAROLですね。
KCAROLでベースはわかるけど、COOLSでベースって、渋いよね。
N:そうかなぁ。
K:でもあなた昔から渋かったもんね。高校生のときから変わらない、
  空気感とか、やっているポイントとかね。

ダンスパーティーといえば、何かありますか?
N:田舎にいた時にしょっちゅうやっていたじゃないですか?
  福岡は久留米の、市民会館の隣の小ホール。
  椅子もなくてただのフロアなの。そこがやっぱり思い出しますね。

K:チェッカーズで?
N:そうですね、チェッカーズですね。
  久留米にはライブハウス的なものがなくって、
  ライブハウスでやったことはなくて、あとはほら、
  隈ちゃんとこの・・・
AMIY
K:いや、それより前ですよアトランタ。
  そこが潰れて俺が引き継いで
AMIYにしたんですよ。
K:やっぱりリーゼント系は久留米が強かった。
N:エリア的にジャンルが違いましたね。北九州はロカビリー、テッツ系、
  ウッドベースが入っているリーゼントもこう、
  ストレイキャッツな人たちでしたね。
   久留米はDOO-WOPなラッツ&スター系のスタイル。
  博多は俗に言うめんたいビートとか言われてたけど、
  ロックンロールなバンドも多かったもんね。

K:そうですね。オリジナルで、ロックンロールの匂いをさせつつ
  ちょっとお洒落チックが多かったですよね。
  でも久留米のエンターテイナーというか

   LIVE
のパフォーマンスに勝てる地域はなかったね。
N:うん、久留米は本当にDOO-WOPバンドが多かった。

K:ダンスパーティーの思い出とかありますか?例えば、甘酸っぱい想い出は・・
N:・・・ないんだなぁ・・・
K:うん、あんまり聞かんよね。
N:・・・ジョンレノンが死んだ時何処かの町の公民館に行ったのよ。
  そしたらおっちゃんおばちゃんがいっぱいいて踊っているのよ、おもしろかった。
  おっちゃんおばちゃんにとっては青春の音楽なのよ、
  ジルバとか踊っててさすがに持ち上げたりしないけど、その時代の踊りなの。

   あとは小ホールで、狙ってないんだけど、こうやって何だっけ?
  ブリッヂをみんなで作ってその中をくぐり踊るっていうのをしてたね。

K:へぇ〜、その地域でツイストも全然違いますしね。ステップも。
  ロックンロールと尚之との関係とは?
N:本当はああいうファッションも格好も好きなんですよ。
  がしかし、ご存知の通り、いろんな音楽を手がけていくとなかなかね、
  ロックンロールだけに留まらずに・・・そのあとファッションも変わってきたし。
  でもロックンロールは自分の中で1番地になった部分だし、
  なんていうのかなベースですか?血が騒ぎますね。

K:ロックンロールへのこだわりは?人それぞれ違いますが、
N:本当はリーゼントとかしたいですよね。
  特にロックンロールを演奏する時はそうしたい。
K:じゃあ当日は?
N:すると思いますよ。でもね、リーゼントへのこだわりがありまして
  固まる整髪料は使いたくない、
  乱れてこそリーゼント。乱れてくるのをコームでするわけですよ。
  スプレーで固めちゃいかんよね。

K:乱れきってシャウトしーの整えて・・・
N:・・・でもね、コシがなくなってきたのね、髪の毛に(笑)

ロックンロールを愛する人たちに一言。
N:そうですね、ロックンロールというジャンルというか、一種の生き様ですよね、スタイルというか。
  まあ、貫く人は貫くし。周りにいっぱいいますし、やっぱりそういう人を見るとかっこいいと思いますよ。
  まぁ、私は道をはずしていますが。。。でも生き方がロックンロールな人は尊敬しますよ。

K:傍から見ると藤井さんも生き方はロックンロールですが?
N:そうかなぁ。
K:根底的なことは変わってないと思うし。まぁ、それぞれロックンロールの道は違いますが・・・
  1月18日大々的にダンスパーティー、いわゆるその名もDANPA、大げさにどうでしょう?どんな感じでしょう?
N:踊ってくれるのかな、みんな。基本はツイスト。ツイストを踊ってくれる連中がどれくらいくるかだよね。
  我々もツイストが踊りやすい曲を選んでやろうかなと思ってます。

K:当日はコテコテな久留米時代を思い出し、昔に戻って・・・
N:ビシッとやれたらいいですね。



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