隈（以下K）：本日のゲスト、COOLSのジェームス藤木さんです。
　　　　　　 宜しくお願いします。
ジェームス（以下J）：どうも、こんばんは、ジェームス藤木です。
Ｋ：単純なインタビューなんですけど、
　　ジェームスさんとロックンロールの出会いはなんでしょう？
　　すみません、懐かしいインタビューですけど・・・
Ｊ：うん、でもちょっと忘れてたよね、
　　米軍の放送のラジオがやっぱり子ども時から入ってて、
　　当時はアメリカンポップスが主流で、思春期、ビートルズ・・・
　　きっかけはビートルズだね、楽器始めたりとか
Ｋ：じゃあ、影響を受けたミュージシャンはビートルズ？
Ｊ：うん、やっぱそうじゃないの？
　　エルビスプレスリーも聞いてたんだけど、
Ｋ：とりあえず、入りはイギリスでって感じですね。
　　アメリカのロックンロールに入ったのはいつですか？
Ｊ：ビートルズをカバーするうちに、キャロルキングとかね、
　　ああ、原曲聴きたいなって聴き出して、
　　ちょうどアメリカングラフィティも流行って、
　　シャナナもインパクトあって

Ｋ：いろんな音楽聴いてきてこれぞロックンロール、
　　まあジェームスさんのFavorite Songというと？
Ｊ：あとレイチャールズだよね、バラード系ね、
　　強烈なのはビートルズでのっぽのサリー、
　　あとリトルリチャードね。あとは井上順じゃないかな（笑）
　　リトルリチャード、やっぱりすげーなっていうのはあったけど、
　　その時もバンドをやろうとかは思ってなかった。
　　でもポールマッカートニーのすごさに感激した。
　　ロックンロールのイメージは
　　わかりやすい攻めの音楽っていうのと
　　ダンスミュージックだよね基本的に。
　　踊りが付随して当時は音楽がきて。
　　ノー天気で明るく楽しいってのがまずね、
　　アメリカのロックンロール系が好きなのはそういうところよ
Ｋ：最初のダンスパーティーっていうと想い出は？
Ｊ：やったよね、高校生のとき、2回かな？ダンパだよね。
Ｋ：それはやる側じゃなくて？

Ｊ：そう、ストーンズのカバーバンドと
　　俺らはビートルズのカバーで
　　あとベンチャーズで・・・時代だよね｡
　　パー券売って先輩からだんだん俺らが主催になって、
　　いつの時代もあるよね、今はクラブで｡
　　きっかけは不良が集まる、
　　普通の人は入れないっていうのにそそられるというか。
　　それがきっかけだよね
Ｋ：想い出のダンスパーティーはありますか？
Ｊ：クールスもやったよね、後楽園ホールで。
　　ちょうどみんなロックンロールの格好をして
　　当時は映画もグリースとかあって、
　　そういう格好をしてみんなで踊りましょうっていう
　　イベントが盛んだったよね。今はやる勇気がないよね。
　　アメリカの大学なんかいくとのパーティがあるでしょ。
　　昔の50’sとかの格好して、中高年の人とか
　　そういうプロムがあったんだよね。
　　　NY大学ではシャナナが出たんだよ。
　　グリースパーティ、中高年用のパーティーでさ。

Ｋ：ジェームスさんとロックンロールの関係とは？
Ｊ：グルーヴだよね、楽しさと・・・
　　あとはアメリカ〜って感じがするじゃん。
　　ロール感がね・・・あるかないか。ロックってさ、重い感じ。
　　ロックンロールっていうと軽快感とスピード感と、グルーヴだよね。
　　生き方もそうかな？
Ｋ：ロックンロールを愛する方々に一言お願いします。
Ｊ：難しいことじゃなくて、単純で楽しいが基本だし、
　　現実がツライとかそれをメッセージするのは別の世界、
　　色んな事忘れて楽しもうっていうのが基本だし、
　　音楽もダンスもファッションも全部込みこみで
　　楽しめるっていうのが基本。ルーツっていうかね。
　　時代の雰囲気を持ってくるのもいいんだけど、
　　内容としてはグルーヴだよね。
　　だるく生きるのか、重く生きるのか、軽快に生きるのか。
　　いろんな意味で。
　　ロックンロールっていい言葉だよね。
　　アランリードがR&Bのショーで使った言葉で、それが一人歩きして。
　　転がって坂を上るっていうくらいの勢いでって言うイメージだよね。
　　ローリングストーンじゃないけど。
　　こう、普通では上っていけないけど、勢いつけて上るっていう・・・
　　だからそういうグルーヴだよね。
Ｋ：なるほど、元気とかそういうポジティブなところですよね、基本的に。
　　ありがとうございました。