享:性格的に見て、その頃から俺っぽさはあったんだろうね。
みんながヤワっていったら失礼やけど、♪僕は〜君が〜好きで〜悲しい〜
みたいなのはなんか違う、違うよってだからキャロル観て、
全て、ギターをやっている自分と音楽が好きな自分とか
1つにキューーっと固まったのがあのバンドで、
それが全てをくっつけて、俺のロックンロールを作ったね。
それを体感したっていうか。かっこいいって思った。
隈:チェッカーズの前に、シャウト、シェイク・・・?
享:シェイクの前にクイーンとツェッペリンとイエスをやるようなバンドをしよったね。
パープルはね、ギタリストはみんなやるよね。
ファンキー・モンキー・ベイビーは絶対弾けなきゃいけないみたいなのと同じ。
だから俺の音楽遍歴はこんな感じで、やっぱりかっこいいのがいい。
スタイル的にもリーゼントで眉毛ちょっと剃っちゃったり。
隈:なぜそういう深いところはロックンロールだったんでしょうか?
享:やっぱりかっこいいから。俺はロックンロールはかっこよくなきゃって思ってる。
隈:当時はパープルとかハードロック系とかディスコ系とか、
アースウィンドファイアとかあったでしょ?
享:俺らコンテストとかに出るのにいろんなバンドが出てたんだけど
ハードロック系とかも、でもまったくファッション的に興味はなかった。
まったく。自分のスタイルも探る時期じゃん、中2とかって、
艶つけて(かっこつけて)。
その前までの写真見ると、白のバギーにへーんなこう・・・
ROPEとか書いてあるTシャツとか着ちゃってんのよ。
なんだこの格好はって(笑)
隈:今はラバーソールだけどその当時はべた靴でしたもんね。
享:今息子が中3で、息子とか見てるとさ、わかるよね。順繰り順繰りやっぱりさ、
何かが自分の中で生まれる頃だよね。
隈:反逆の時期と言うか。
享:そう、体制に反抗する時期だよね。そういうのもってないと面白くないよね。
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